2026.05.13

家庭でできるSDGs——子育てアイテムの譲り合いが地球環境に与える意外な効果

「SDGsって言われても、子育て中の私に何ができる?」

「 環境のことは気になるけれど、毎日の育児で精一杯でそこまで手が回らない 」

SDGsへの取り組みというと、太陽光発電や企業の大規模リサイクルをイメージしがちです。でも、子育て家庭が日常的に行う「子育てグッズの譲り合い」が、実は無視できない環境負荷削減になっています。

  • 子ども服は平均して数ヶ月しか着られず、大量に廃棄されている
  • 「もったいない」と思いながらも、捨て方がわからずゴミに出している
  • フリマや宅配リサイクルは梱包・発送の手間があって続かない
  • 「自分ひとりがやっても意味があるのか」と感じてしまう

この記事では、子育てグッズの廃棄が生む環境負荷を数字で示し、地域の譲り合いによる具体的な削減効果を解説します。

子育てグッズの廃棄が生む環境負荷

日本では年間約48万トンの繊維製品が廃棄されており、そのうち子ども服が占める割合は少なくありません。衣類1着を製造する過程で排出されるCO2は、コットン素材のTシャツ1枚で約3〜7kg(製造・輸送込み)と言われています。

アイテム 平均使用期間 製造時CO2目安 年間廃棄の影響
乳幼児肌着(3枚セット) 2〜3ヶ月 約5〜10kg-CO2 使用期間に対して製造コストが大きい
ベビー服(70〜80cm) 2〜4ヶ月 約3〜7kg-CO2/着 サイズアウト後に廃棄されやすい
子ども靴(13〜15cm) 3〜4ヶ月 約8〜15kg-CO2/足 靴底が残っていても廃棄される
知育おもちゃ(プラスチック) 半年〜1年 製造時にマイクロプラスチック問題 リユースで廃棄を大幅削減できる

地域の譲り合いが生む削減効果

1着の子ども服が「製造→1人の子が着用→廃棄」ではなく「製造→3人の子が順番に着用→最後に古紙回収」になると、新規製造が2着分不要になります。

  • CO2削減:子ども服1着を3人でシェアすると、新品2着分の製造CO2(約6〜14kg)を削減
  • ゴミ削減:年間10着のサイズアウト服を地域で循環させると、家庭ゴミが約2〜3kg削減
  • 水使用量削減:コットン衣類1着の製造には約2,000〜3,000Lの水が使われる——リユースはこれを節約する
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【実例】茅ヶ崎のイベントで実際に計測した削減量

理論値だけでなく、実際のイベントで計測した数字があります。茅ヶ崎で開催されたGOOD SPACE(2026年春)では、1回のイベントで以下の実績を記録しました。

指標第2回GOOD SPACE(2026年春)の実績
循環したお洋服約380着
おもちゃ含む総循環点数400点超
CO2削減量(新品購入と比較)約830kg
CO2削減の換算目安車で約4,000km走行分に相当

1回・半日のイベントで830kgのCO2削減——これは東京〜福岡を車で4.5往復した際の排出量に相当します。地域の小さなイベントでも、積み重なると大きな環境インパクトになることが数字で示されました。

「大きな取り組みより小さな習慣」が環境を変える

太陽光パネルを設置したり、電気自動車を購入したりしなくても、子育てグッズを地域で循環させるだけで、年間数十kgのCO2削減と数kgのゴミ削減が実現します。これは毎日のプラスチックマイバッグ活用の数十倍の効果に相当する場合もあります。

サステナブルな育児グッズの選び方と手放し方はサステナブルな育児グッズの選び方と手放し方で詳しく解説しています。ボロボロになった子供服の最後の活用法はボロボロになった子供服の最後の活用法もご覧ください。

じゅんかんが伝えたいこと

「地球レベルで考えて自分のレベルでやれることを🐿 そんな気持ちで活動しています。」

── じゅんかん インスタグラム(@junkan_chigasaki)より

SDGsという大きなテーマを前にすると、個人にできることは小さく感じてしまいます。でも、地球規模の課題を意識しながら「自分のレベルでできること」に落とし込む——それが、子育て家庭が今日から始められるSDGsの実践です。

まとめ——子育ての「もったいない」がSDGsに直結している

1年間でじゅんかんを通じて地域を巡ったこども服の数々

子育てアイテムの譲り合いは、節約になるだけでなく、CO2排出・ゴミ・水使用量を削減するSDGsへの具体的な貢献です。「大きなことは何もできない」と感じている方こそ、まず一着の子ども服を地域で循環させることから始めてみてください。

育児費用の節約と環境貢献の両立については育児費用の節約と環境貢献は両立できるもあわせてご覧ください。

JUNKANで子育てグッズを循環させる → JUNKANアイテム一覧ページへ

この記事を書いた人

渡邉 裕一(ゆういち)

2人の子どもを育てながら、妻(JUNKANオーナー)が2022年8月からInstagramで 始めた「子育てアイテムの地域循環」活動を、WEBまわりのことで できる範囲でサポートしています。 おかげさまでInstagramフォロワーは850人以上、循環したアイテムは8,000点を超え ました。ベビーカーやベビーベッドなど大型品も含め、「まだ使えるのに手放せない」 ものが次の家族へとつながっています。活動を通じてユーザーから「もっと早くこの 活動を知りたかった」という声をいただいたときは、少しでも力になれていたら 嬉しいなと感じました。 これからも、地域の子育て家族がゆるやかにつながれるよう、 妻と一緒にJUNKANを育てていきたいと思います。

JUNKANの譲り合い

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茅ヶ崎を中心に、子供服・ベビー用品を地域の家族どうしで直接つなげます。無料〜3,000円、手渡しが基本です。

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