子どもが自分で値段をつけ、自分で売る——こどもフリマが「本物のお金」にこだわる理由
「お金の勉強、何歳から・どうやって始めればいいんだろう」——迷っていませんか?
「お金について子どもに教えたいけど、お小遣い帳をつけさせるくらいしか思いつかない」——そう感じたことはありませんか。
- お金の大切さを、座学ではなく体験として伝えたい
- 子どもが自分で考えて行動する機会を増やしたい
- モノを大切にする気持ちと、お金の学びを両方育てたい
この記事では、じゅんかんが開催するこどもフリマで、あえて「本物のお金」を使う理由を紹介します。おもちゃのお金やポイント制ではなく、実際に硬貨が動くことにこだわる——そこには、子どもの学びに対するじゅんかんなりの考えがあります。
幼児から小学生まで——自分の店を持つという経験
こどもフリマは、幼児から小学6年生まで、幅広い年齢の子どもたちが「店長さん」になるイベントです。2025年4月に開催した回では、こんなお店が並びました。

アイロンビーズで作った作品に、100円・120円・150円と、子ども自身が値段を書いた手書きの札。この「自分で値段を決める」というプロセスこそ、こどもフリマがいちばん大切にしていることです。
「本物のお金が介在する」——遊びの延長で学ぶ理由
「こどものペースで、自分で決めて、自分で買ったり、売ったり。そこに本物のお金が介在することで、遊びの延長でお金について学ぶ機会になったり、モノを手放す方法の一つとして、次の子に繋いで行く方法があるということを実感してもらえたら嬉しいな、とおもっています。」
── じゅんかん インスタグラム(@junkan_chigasaki)より
おもちゃのお金では、失敗しても「痛み」がありません。でも本物の硬貨を扱うと、「高すぎたら売れない」「安すぎたら損をする」という現実の手応えが子どもに返ってきます。値段を自分で考え、お客さんとやりとりし、実際に硬貨を受け渡す——その一連の体験が、座学では得られない生きた学びになります。

「売る」だけじゃない——手放す方法として循環を実感する
こどもフリマがもうひとつ大切にしているのは、「モノを手放す方法の一つとして、次の子に繋いでいく」という感覚を子ども自身に実感してもらうことです。使わなくなったおもちゃや服を、ゴミとして捨てるのではなく、次の誰かに買ってもらう・使ってもらう。これは、大人が言葉で説明するよりも、自分の手で経験したほうがずっと伝わります。
じゅんかんが子育てアイテムの循環全体で大切にしているこの考え方は、第5回こどもフリーマーケット開催レポートでも紹介しています。イベントの規模や雰囲気の変化とあわせて読むと、こどもフリマがどう育ってきたかが見えてきます。
親は「サポート役」——主役は子どもたち
こどもフリマでは、親は口を出さず見守る「サポート役」に徹します。何を売るか、いくらにするか、どう並べるか——決めるのはすべて子ども自身です。値段交渉に困ったとき、お客さんが来なくて心配になったとき、それでも大人はぐっとこらえて見守る。この「自分で決めて、自分でやりきる」経験が、こどもフリマのいちばんの価値です。
まとめ——お金の学びと、循環の実感を同時に
こどもフリマが本物のお金にこだわるのは、「お金の大切さ」と「モノを次につなぐ循環」を、子ども自身の手で同時に実感してほしいからです。値段を決め、売り、買う。その小さな経験の積み重ねが、お金についても、モノについても、子どもなりの価値観を育てていきます。
次回のこどもフリマの開催情報は、じゅんかんのInstagramでお知らせしています。お子さんの「店長さんデビュー」、ぜひ気軽に検討してみてください。