【開催レポート】第5回 子どもフリーマーケット in 茅ヶ崎——茅ヶ崎市資源循環課後援、子どもが「店長」になる日
「うちの子が、自分でお店を開く」——こどもフリマって、どんなイベント?
「こどもフリマって、大人が出店するフリマと何が違うの?」と思っていませんか。
茅ヶ崎で毎回開催している「こどもフリーマーケット」は、幼児から小学生くらいの子どもたちが自分で”店長さん”になるイベントです。大人が主役ではなく、子どもが自分で値段を決め、自分でお客さんに声をかけ、自分でやりとりをする——そんな場所を作っています。
- フリマに行きたいけど、子どもが小さくて落ち着いて見られない
- 家にある使わなくなったものを次の子につなげたいけど、フリマアプリの発送が面倒
- 子どもに「モノを大切にする気持ち」を伝えたいけど、どう教えればいい?
- 地域の子育て家族とつながる機会がほしい
この記事では、2026年6月に開催した第5回こどもフリーマーケットの様子を、共催メンバーのひとりであるjunkan chigasaki目線でレポートします。茅ヶ崎市資源循環課の後援もいただいたこのイベント、どんな空気感だったのかをお伝えします。
こどもフリーマーケットは、junkan chigasakiが単独で開催しているイベントではありません。地域の仲間(@chiafulu37さんたち)と一緒に、回を重ねるごとに続けてきた共催イベントです。
第5回こどもフリーマーケット、基本情報

今回の開催概要はこちらです。
第5回こどもフリーマーケット 開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年6月21日(日) |
| 第1部 | AM 11:00〜12:00 |
| 第2部 | PM 13:30〜14:30 |
| 場所 | ブランチ茅ヶ崎2 サンノイチ |
| 入場 | 無料・出入り自由 |
| 後援 | 茅ヶ崎市資源循環課 |
第1部・第2部の2回制で、午前と午後で入れ替わるお店もあります。両方の時間帯を楽しんでいただける構成です。
茅ヶ崎市資源循環課の後援をいただきました
第5回のこどもフリーマーケットは、茅ヶ崎市資源循環課の後援をいただき開催しました。茅ヶ崎市では、ごみの削減や資源の循環利用に関する取り組みが進められています。こどもフリマも、使わなくなったものを捨てずに次の人へつなぐ、身近な「循環」を体験できる場です。
行政が後援するイベントということで、地域の多くの方に安心して参加していただけるのも大きな特徴です。
子どもが「店長さん」になるとは——イベントのコンセプト

このイベントの核心は、「子どもが主役」という点です。
大人のフリマとの大きな違いは、子どもたちが自分で値段を考え、自分で接客して、自分でやりとりをするということ。親はあくまでサポート役に徹します。
共催メンバーとして、このイベントを通じて子どもたちに育ってほしいと思っているのは、次の3つです。
- 自己決定の経験——「自分で決めた」という小さな成功体験の積み重ね
- モノへの愛着と感謝——「これ気に入ってたんだ〜」「まだ遊べるよ!」という気持ちをもって手放す体験
- 人とのやりとり——見知らぬお客さんへの声かけ、お礼のやりとりが生まれる自然な社会体験
「これ気に入ってたんだ〜」「まだ遊べるよ!」そんな想いも一緒に、地域の中で巡っていくイベントです。物を大切にする気持ちや、人とのやり取りが育つ時間になりますように。
── @junkan_chigasaki(2026年5月 第5回告知より)
「自分でできた」がたくさん積み重なる日にしたい——それが、このイベントにかける思いです。
当日の会場の様子——出店者と「プチお持ち帰りコーナー」
6月21日の会場、ブランチ茅ヶ崎2 サンノイチには、幼児から小学生まで幅広い年齢の「店長さん」たちが集まりました。午前・午後を通して約50組のお客さんにお越しいただきました。
各お店では、おうちで使わなくなったおもちゃ・こども服・本などが並びます。手書きの値札、自分でデザインした看板——どのお店も、子どもたちの個性がにじみ出ていました。
junkan chigasakiのブースでは、「プチお持ち帰りコーナー」も設けました。小さなお子さんでも気軽に参加できるように、1点100円・5点までで持ち帰れるアイテムコーナーです。エコバッグと小銭の入ったお財布を持ってきてくれたお客さんが、思い思いの時間を楽しんでくれました。

子どもたちの声——小さな挑戦の記録
今回のイベントで印象的だったのは、子どもたちが経験したことを自分の言葉で語ってくれたことです。
「声を出すのが緊張したけど、お姉さんたちが大きな声で『いらっしゃいませ』と言っているのを聞いて、自分も声を出せるようになった」
── 6歳・女の子
「自分のおもちゃを買ってくれた子が嬉しそうにしていて、自分も嬉しくなった」
── 9歳・男の子
「午前は人が少なくて不安だったけど、午後はたくさんの人が来てくれて、自分のお店に来てくれたのが嬉しかった」
── 7歳・女の子
売れた・売れなかっただけではない、たくさんの学びがこの場所で生まれていました。年上の子の姿を見て挑戦してみる。うまくいかない時間も経験する。自分が大切にしてきたものを手渡す。そして相手が喜ぶ姿を見て、自分も嬉しくなる。
9歳の男の子の「買ってくれた子が嬉しそうで、自分も嬉しくなった」という言葉は、ものが循環するだけでなく、喜びも一緒に循環するということを、子ども自身が体で感じた瞬間だと思います。
お金を稼ぐ方法を学ぶ前に、自分で考え、行動し、人とつながる力を育てる——その力は、一生の財産になると信じています。
こどもフリマへの参加方法——お客さんとして、店長さんとして
こどもフリーマーケットへの参加は大きく2通りです。
お客さんとして参加する
当日、開催時間内に会場へお越しください。入場無料・出入り自由です。エコバッグと小銭を持参すると便利です。午前・午後で顔ぶれが変わるお店もあるので、時間に余裕があれば両部楽しむのもおすすめです。
店長さんとして参加する
事前に「店長さん募集」の案内がInstagramで告知されます(@junkan_chigasaki)。申し込みは先着・定員制で、第5回は午後枠のみ若干名という状況になるほど人気でした。「日頃からこどもフリマにご協力いただいている方の優先枠がある関係で」というほど、リピーターのコミュニティが育っています。おうちで使わなくなったおもちゃやこども服を持ち寄り、自分のお店として出品します。
第1回から第5回へ——積み重ねてきたこと
このこどもフリーマーケットは、チアフル(@chiafulu37)代表のなみちゃんが発案してくれたイベントです。junkan chigasakiが2022年から続けてきた「JUNKAN(じゅんかん)」活動とは別のところから生まれ、共催という形で一緒に育ててきました。回を重ねるごとに、地域の仲間も加わり、今のこどもフリーマーケットになっています。
第5回という節目を迎えた今、茅ヶ崎市の後援という形で地域にも認められた活動になりました。こうした場があることで、孤独になりがちな子育てが少し軽くなると信じています。
じゅんかんで生まれたつながり
「こんなのあったらいいなと思って始めたjunkanイベントが、お洋服を循環させて行くだけでなく、心地よい場所、気持ちのいい場所に進化していて、関わってくれているみなさんに感謝です。」
── じゅんかん主宰者(2024年10月)
じゅんかんは服を渡す場所であると同時に、地域のつながりが生まれる場所でもあります。「よく知らなくても、循環させたい気持ちは一緒で意気投合」——そんな出会いが茅ヶ崎の各所で起きています。
まとめ

第5回こどもフリーマーケットは、午前・午後あわせて約50組の方にお越しいただきました。子どもたちが「自分で決めて、自分でできた」を体験できる場として、茅ヶ崎市の後援のもと開催したこのイベント。モノを循環させながら、喜びも地域のつながりも一緒に循環していく——そんな場を、これからも続けていきます。
JUNKANでは、イベント情報のほかに、日常的にこども服・おもちゃ・育児グッズの譲り合いも行っています。次の誰かに使ってもらえるアイテムがおうちに眠っていたら、ぜひのぞいてみてください。