【開催レポート】「こども服が2回転・3回転と巡る」——みちくさマルシェ出店で実感したじゅんかん1年目の循環(2023年9月)
「一度手放した服が、また誰かの役に立っている」——そんな実感、持てていますか?
「サイズアウトした服を手放したあと、それがどうなったのかは分からない」——リユースやおさがりで、少しさみしく感じたことはありませんか。
- 手放した服がその後どう使われたのか、顔が見えない
- おさがりのやりとりが一方通行で終わってしまう
- ご近所に子育て仲間がいれば、と思うけれどきっかけがない
この記事では、2023年9月に地域のマルシェ「みちくさマルシェ」に出店したときのレポートをお届けします。じゅんかんを始めて1年。この頃から、同じ服が2回転・3回転と地域を巡り、人と人がこども服を通じてつながる——そんな循環の深まりを、はっきり実感できるようになりました。
2023年9月、地域のマルシェにこども服こうかんが出店
この日は、茅ヶ崎で開かれる@matey_chigasakiさんの「みちくさマルシェ」に、じゅんかんのこども服こうかんが出店させていただきました。地域のいろいろなお店が並ぶマルシェの一角で、次の家族を待つこども服を並べます。開催概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2023年9月18日(祝) |
| 会場 | みちくさマルシェ(茅ヶ崎市内・@matey_chigasaki 主催) |
| 形式 | マルシェ出店型のこども服こうかん |
| 協力 | 助っ人のみなさん・little community closet さんほか |
| 取扱アイテム | こども服中心(大人服もこうかん) |
始めて1年——「2回転・3回転」する服が増えてきた
じゅんかんを始めて、ちょうど1年。この頃になると、一度じゅんかんで次の家族に渡った服が、その子が着終わったあとにまた戻ってきて、さらに次の子へと渡っていく——そんな「2回転・3回転」する服が目に見えて増えてきました。
「junkanを始めて1年。2回転・3回転と、junkanに戻っては次の子に渡る服も増えてきました。お洋服を捨てたくなくて始めた取組が、こども服を通じて温かいつながりになっています。」
── じゅんかん インスタグラム(@junkan_chigasaki)より
写真のトレンチコートも「2回転目」の一着。こうやって同じ服が地域をぐるぐると巡っていくのは、主催者にとって最高に嬉しい瞬間です。1枚の服が何人もの子に着られれば、それだけ新品の製造を減らし、環境負荷も下げられます。

「持ち込んで、次のサイズを持ち帰る」——循環が回りだす
じゅんかんのこうかんは、「持ち込んで、次のサイズを持ち帰る」のが基本のかたち。今のサイズを卒業した服を持ち込み、代わりにこれから着る一回り大きいサイズを持ち帰る。これを地域みんなで繰り返すことで、循環がぐるぐると回りだします。
この日は、地域のlittle community closetさんの服もたくさん持ち込まれ、大人の服もこうかんされました。マルシェという場だからこそ、こども服だけでなく幅広い世代の「まだ使える」が巡っていきます。

じゅんかんの現場から——すれ違うだけだった人が、つながる
マルシェのような場でこども服を並べていると、思いがけない会話が生まれます。
「その日持ち込まれたものが次の子に。『かわいい!』とか『便利でしたか?』とか会話が盛り上がったり、直接譲り合ったり。同じ地域でただすれ違うだけだったかもしれない関係が、こども服を通じて繋がったり。」
── じゅんかん インスタグラム(@junkan_chigasaki)より
服を手放すこと・受け取ることが、そのまま人と人との出会いになる。これは、発送で完結するフリマアプリにはない、地域のこうかん会ならではの価値です。子育ての孤独感がやわらぐきっかけにもなります。地域とのつながりが育児を楽にする理由はjunkanを続ける理由でも綴っています。

地域のイベントに「出店」というかたちで参加する
じゅんかんは、自分たちだけで会場を用意するだけでなく、こうして地域のマルシェやイベントに「出店」というかたちでも参加してきました。すでにある人の集まりの中にこども服こうかんを持ち込むことで、まだじゅんかんを知らない方にも「こんな選択肢があるんだ」と気軽に出会ってもらえます。
同じくマルシェ出店の様子はサダズマーケット出店レポートでも紹介しています。はじまりの一日を記録した初回こども服交換会の記録と読み比べると、1年でどれだけ循環が育ったかが伝わるかもしれません。
まとめ——1年で、循環は「回りだす」ものになった
始めて1年。こども服が2回転・3回転と地域を巡り、すれ違うだけだった人と人がつながる。2023年9月のみちくさマルシェは、じゅんかんの循環が「単発の交換」から「回り続けるもの」へと育ったことを実感できた一日でした。
「新品を買う前に、まだ使えるものはないかな?」——そう気軽に確認できる場所として、じゅんかんはこれからも茅ヶ崎で循環を続けていきます。おうちに眠っているこども服があれば、ぜひ次の家族へ。