junkanを続ける理由はシンプルだった——4年間・60回以上のイベントで見えてきたこと
「続けるって、大変じゃないですか?」——よく聞かれる質問への答え
「4年間もイベントを続けるって、しんどくないですか?」と聞かれることがあります。
正直にいうと、楽ではないこともあります。準備の時間、人手の調整、告知の作業——毎回ゼロから動かす部分もあります。でも、毎回また動けている。その理由は、実はとてもシンプルです。
- 来てくれた人の「またやってほしい!」という声が、次を動かす力になるから
- ゴミ問題をなんとかしたいという気持ちが、ずっと変わらないから
- 続けられるかな?と思うとき、背中を押してくれる人が必ずいるから
この記事では、2022年から2026年にかけてJUNKAN(じゅんかん)活動を続けてきた理由と、その中で見えてきたことをお伝えします。イベントの記録だけでなく、なぜ続くのかを正直に書きました。
JUNKANとは——「売る」ではなく「渡す」場所
JUNKANは、神奈川・茅ヶ崎を拠点にした地域密着型の子育てアイテム譲り合い活動です。
フリマアプリとの一番大きな違いは、手に取って選べること。おさがりとの違いは、気に入った服だけ、必要な枚数だけを持ち帰れること。金銭のやりとりが発生しないケースも多く、「売る」よりも「渡す」という感覚に近いです。
浮いたお金で別のことができる。余裕が生まれる。そして、モノが循環する——これがJUNKANの根っこにある考え方です。
続けてきた4年間——数字で振り返る
2022年8月に茅ヶ崎でこども服交換会を初開催してから、2026年6月までに投稿した活動記録は62件。関わったイベントの数はさらに多く、コラボ先も地域の多くの店舗・団体に広がりました。
JUNKAN 活動の主な変遷
| 時期 | 主な活動 |
|---|---|
| 2022年 | こども服交換会スタート。エコライフゆたか・kizuna_clean_homeと連携 |
| 2023年 | matey_chigasaki主催マルシェへの出店、軒先スペース常設、グループチャット開設 |
| 2024年 | ハロウィンコラボイベント、こどもフリーマーケット形式に発展 |
| 2025年 | 第4回こどもフリマ(ブランチ茅ヶ崎)、まったりjunkan dayなど多様な形式に |
| 2026年 | 第5回こどもフリマ(茅ヶ崎市資源循環課後援)、GOOD SPACE 第2回(約380着・CO2約830kg削減) |
最初は小さなお部屋での服の交換会でした。それが今では、行政の後援を受けるイベントにまで育ちました。
「続ける理由はシンプル」——それは何か
2024年9月、こんな言葉をInstagramに書きました。
“junkanを続ける理由はシンプル”
じゃあそれは何か。一番正直な答えは、毎回、誰かが喜んでくれるからです。
「これ新品っ‼︎?」「こんなにもらっていいの?」「またやってほしいー!」——初回イベントで聞こえてきたこの声が、今もずっと続いています。誰かのうれしそうな顔、子どもが「これ気に入ってたんだ〜」と言いながら大切に手放す瞬間。それがあるから、次のイベントを動かせます。
理由が複雑だと、続きません。シンプルだから、続きます。
「今ある物を大切に使う。そして本当に必要なものに気持ちよくお金をかける。ゴミを減らすことが子供たちの将来にもプラスに働く。そんな循環に繋がったら嬉しいです。」
── @junkan_chigasaki(2023年4月)
この言葉は、活動を始めたころにInstagramに書いたものです。4年経った今も、この気持ちは変わっていません。
地域でモノを循環させるとはどういうことか
「循環(じゅんかん)」という言葉には、モノだけでなく気持ちや関係性も循環するというイメージを込めています。
誰かが大切にしていたモノが、次の誰かのもとで大切にされる。その輪が地域の中でつながっていく。顔を知っているご近所さん同士だから、安心して渡せる。受け取った人も、安心して使える。
「まだ使えるものを、地域の中でつなぐ。その小さな循環が、新しく作られる服を少し減らし、CO2削減にもつながっています。モノだけではなく、人とのつながりや安心感も巡らせることだと思っています。」
── @junkan_chigasaki(2026年5月)
こうした場があることで、子育て中の孤独感が和らぐこともあります。また、モノを大切にする文化を子どもたちが自然に学ぶ場にもなっています。
活動が広がった理由——一人でやらないこと
正直に言えば、一人では続けられなかったと思います。
初回から支えてくれたエコライフゆたかさん、kizuna_clean_homeさん。イベント会場を提供してくれたかんさんち、ブランチ茅ヶ崎。出店してくれた方、助っ人として来てくれた方、Instagramを見て足を運んでくれた方——その全員がいたから続いています。
「何回やっても反省点ばかりですが……ライトな感じでご協力いただける方、大募集です」——2024年のイベントで思わず書いてしまったこの言葉が、正直なところです。完璧じゃなくても続けられるのは、気軽に手を貸してくれる人たちがいるからです。
2025年7月には「そーだ、明日イベントやろ!っておもいついて」という突発告知を出したことがあります。それに「明日行けるよ!」とすぐ予約してくれたママたちがいました。この軽やかな応答性が、この活動の強さです。
活動がここまで広がったのは、「一緒にやろう」と言ってくれる人たちがいたからです。
これから——続けることの先に見えるもの
茅ヶ崎市資源循環課の後援を受けた第5回こどもフリーマーケットは、この活動の一つの節目でした。行政に認められたことよりも、地域の人たちがこのイベントを「自分たちのもの」として育ててくれていることが、何よりうれしい。
JUNKAN初回イベントの記録に書いたように、始まりはとても小さなものでした。それが4年で今の形になったのは、続けたからです。続けると、見えてくるものがあります。
じゅんかんで生まれたつながり
「こんなのあったらいいなと思って始めたjunkanイベントが、お洋服を循環させて行くだけでなく、心地よい場所、気持ちのいい場所に進化していて、関わってくれているみなさんに感謝です。」
── じゅんかん主宰者(2024年10月)
じゅんかんは服を渡す場所であると同時に、地域のつながりが生まれる場所でもあります。「よく知らなくても、循環させたい気持ちは一緒で意気投合」——そんな出会いが茅ヶ崎の各所で起きています。
「こども服のこうかんが、もっと身近に、もっと気軽に、当たり前になりますように。」
── @junkan_chigasaki(2023年5月)
まとめ

junkanを続ける理由は、シンプルです。誰かが喜んでくれるから。モノが次の人へ届くから。地域がほんの少し、つながるから。
難しいことは何もなくて、ただその積み重ねです。これからも、茅ヶ崎という地域でこの活動を続けていきます。
JUNKANでは日常的にこども服・おもちゃ・育児グッズの譲り合いを行っています。おうちに眠っているアイテムがあればのぞいてみてください。