2026.07.16

店番なしで、こども服が循環する——茅ヶ崎「エコライフゆたか」軒先で1年続く無人こども服交換会のしくみ

「イベントの日程が合わなくて、なかなか参加できない」——そんな悩み、ありませんか?

「交換会に行きたいけど、開催日が決まった日時だけだと、予定が合わない」——そう感じたことはありませんか。

  • 平日の日中は忙しくて、決まった時間のイベントに行きづらい
  • ふらっと立ち寄れる場所で、こども服を見てみたい
  • 店番の人に気を遣わず、自分のペースで選びたい

この記事では、茅ヶ崎の八百屋「エコライフゆたか」さんの軒先で、1年以上にわたって続けている無人のこども服交換会を紹介します。店番がいなくても、なぜ循環が回り続けるのか。その仕組みと、続けてこられた理由をお伝えします。

「軒先ラック」というかたち——エコライフゆたかさんとの出会い

この取り組みは、茅ヶ崎駅南口から徒歩3分の八百屋「エコライフゆたか」さんが、店先の軒先スペースを貸してくださったことから始まりました。お店の営業時間内、晴れの日にラックを出していただき、そこにこども服を並べさせてもらう——これが「軒先ラック」のかたちです。

お店の方には、日々の八百屋業務にプラスして、じゅんかんのラックの出し入れにもご協力いただいています。天候やお店の繁忙期によってお休みすることもありますが、それでも「もっと身近に、気軽にこども服をシェアできたら」という思いを、長く後押ししていただいています。

基本ルール——あげるだけ・もらうだけ、店番なしのfreestyle

軒先ラックの参加方法は、とてもシンプルです。

項目内容
場所エコライフゆたか軒先(茅ヶ崎駅南口から徒歩3分)
開催お店の営業日・晴れの日のみ(雨天中止)
形式店番不在のfreestyle(持ち込み・持ち帰り自由)
あげる3点まで持ち込みOK(持込ボックスへ)
もらう5点まで、持ち帰り時に100円をお支払い
対象baby〜130サイズくらいまでの衣服(季節により受付制限あり)

「店番不在のfreestyle」——これがこの取り組みのいちばんの特徴です。決まった時間に誰かがいなくても、ラックさえあれば循環は止まりません。サイズごとに陳列されたラックから、通りすがりに気になった服を手に取れる。それだけで、こども服のこうかんが日常の風景に溶け込んでいきます。

軒先ラックに持ち込まれたベビー服やこども用アウターの数々

「持ち込んだ人」が「並べる人」になる——参加者の協力で回る仕組み

店番がいない分、このしくみは参加者どうしの協力で成り立っています。持ち込んだ服はサイズごとにラックへ直接陳列してもらい、該当サイズのラックがいっぱいのときは空いている場所へ。誰かが少し整えるだけで、次に来た人が選びやすくなる——そんな小さな思いやりの積み重ねが、無人でも回る循環を支えています。

「持ち込みやお洋服の整頓にご協力いただき、本当にありがとうございます」。じゅんかんは、こうした参加者一人ひとりの協力に、いつも感謝を伝えています。

1年近く続けて見えてきたこと——「おうちで眠る量が減った」

ラックを常設していただいてから1年近く。主催者自身が実感した、いちばんの変化があります。

「ラックを常設いただいてから1年近く。イベント後にお洋服が我が家で眠る量が減りました。お店の方のご協力に感謝しかありません。」

── じゅんかん インスタグラム(@junkan_chigasaki)より

単発のイベントだけだと、その日に間に合わなかった服は次の機会まで家で待つことになります。でも、常設の軒先ラックがあれば、「サイズアウトした」と気づいたその日に、すぐ次の子へ届けられる。これは、決まった日時にしか開催しない交換会にはない、軒先ラックならではの価値です。地域とのつながりが育児を楽にする理由はjunkanを続ける理由でも綴っています。

この取り組みが目指す先——衣服廃棄という大きな課題に、小さくできること

日本の家庭から手放される衣服の量は、年間およそ75万トン。そのうち再資源化されるのはわずか5%ほどで、大部分が焼却・埋め立てに回っています(出典: 環境省「サステナブルファッション」)。

環境省サステナブルファッションデータ:家庭からの衣服廃棄量と再資源化率

軒先ラック1つでこの課題を解決できるわけではありません。それでも、「まだ着られる服を、次の子へ」という小さな循環を日常の風景にしていくことが、大量廃棄について考えるきっかけになれば——じゅんかんは、そう考えています。

まとめ——「気軽に確認できる場所」が、日常にあるということ

決まったイベントの日だけでなく、日常の中に「まだ使えるものはないかな?」と気軽に確認できる場所がある。茅ヶ崎「エコライフゆたか」さんの軒先ラックは、店番なしでもこども服が循環し続ける、じゅんかんならではの取り組みです。

お近くに来た際は、ぜひレンタルスペース横のエコライフゆたかさんにも足を運んでみてください。愛情たっぷりの旬のお野菜や、環境に配慮した日用品にも出会えます。

記事一覧を見る →

この記事を書いた人

渡邉 裕一(ゆういち)

2人の子どもを育てながら、妻(JUNKANオーナー)が2022年8月からInstagramで 始めた「子育てアイテムの地域循環」活動を、WEBまわりのことで できる範囲でサポートしています。 おかげさまでInstagramフォロワーは850人以上、循環したアイテムは8,000点を超え ました。ベビーカーやベビーベッドなど大型品も含め、「まだ使えるのに手放せない」 ものが次の家族へとつながっています。活動を通じてユーザーから「もっと早くこの 活動を知りたかった」という声をいただいたときは、少しでも力になれていたら 嬉しいなと感じました。 これからも、地域の子育て家族がゆるやかにつながれるよう、 妻と一緒にJUNKANを育てていきたいと思います。

JUNKANの譲り合い

使わなくなった子育てアイテムを、次の家族へ

茅ヶ崎を中心に、子供服・ベビー用品を地域の家族どうしで直接つなげます。無料〜3,000円、手渡しが基本です。

JUNKANの使い方を見る

記事一覧を見る